令和03年11月講座資料 担当:石坂

Phoneの「メール」アプリの基本操作

1.基本ジェスチャーの練習

項目の移動:左右のフリック

項目の実行:ダブルタップとスプリットタップ

読み上げと停止:2本指の下フリックと2本指のタップ

音声入力音声入力:2本指のダブルタップ

2.メールアプリを開く

画面説明

画面の上部横長く帯状に「メールボックス」の見出し

その下にメールアカウントの登録をしているリストがあります。

gメール(○件○の未開封メール)などの音声があります。

その下に

「VIP」、「未開封」、「フラグ付き」、「全受信」、「下書き」、「すべての送信済み」「すべてのごみ箱」などが並んでいます。

画面の右下には、「新規作成」のボタンがあります。

※メールを複数使っている場合と1つの場合で画面が異なります。

※フラグ付き等のフォルダは初期では表示されていない。

3.受信ボックス

受信ボックスを選んでダブルタップします。

受信ボックスの画面説明

左上に「戻る」ボタン(メールの設定によって音声が異なります。)

右上に「編集」ボタン

「戻る」ボタンと「編集」ボタンの下に「検索フィールド」があります。

横長い検索文字を入力するための場所です。

「検索フィールド」を1度触ったところから、右フリックして項目を移動して、受信メールのリストを確認しましょう。

点字図書館から届いたメールがあったら、そこでダブルタップ、またはスプリットタップで実行します。

メール内容の画面説明

今回の画面も左上に「「戻る」ボタンがあります。

画面右上は、「前のメッセージ」と「次のメッセージ」の2つのボタンガあります。

1つずつどんな内容があるのかを確認しましょう。

「差出人」、「「宛先」、「日にち」 昨日、土曜などと読み上げがあります。

「件名」、「メッセージの内容」

上記、「メッセージの内容」までの項目を確認したら、そこから下の内容を読み上げてみましょう。

(ここから先がメールの本文です)

2本指の下フリック。

途中で止める時は、2本指のタップ。2本指で画面を触ると読み上げが止まります。

メールの内容が表示されている画面では、画面下部に4つのボタンがあります。

Gメールのアカウントの場合、以下のような表示です。

左から「アーカイブ」、「移動」、「その他の操作」、「新規作成」。

iCloudの場合

左から「削除」、「移動」、「その他の操作」、「新規作成」。

右下が「新規作成」というのは、先ほどまでと同じです。

Gメールの場合

「その他の操作」を実行すると、画面の真ん中から下半分にポップアップウインドーが表示されます。

画面中ほどに「メールの内容が見出しになっています。

見出しから一つずつ項目を確認しましょう。

「閉じる」」、「返信」、「全員に返信」、「転送」、「メッセージをアーカイブ」、「フラグ」、「未開封にする」、「メッセージを移動」、「ゴミ箱に入れる」、「迷惑メールに移動」、「ミュート」、「自分に通知」、「プリント」などが表示されています。

今回は、「返信」の練習を行います。

「返信」を実行すると返信メッセージの本文にカーソルが当たります。

1度ダブルタップすると「末尾へ挿入ポイント」と聞こえます。

文字を入力するカーソルが最後のところにあるということです。

ここで文章を入力すると、

相手から届いた内容はそのままで、その文章の後に今回の文章がはいりますので注意しましょう。

相手に伝わりにくいものになります。

場合によっては、相手が何も書いていないと思うことにもなりかねません。

文章を入力する場合には、再度1本指のダブルタップを行い「先頭に挿入ポイント」と読み上げてから文章を入力しましょう。

きょうは、簡単な音声入力で文章を送りたいと思います。

文字入力画面では、画面の下3分の2くらいの領域にはキーパッドが表示されています。

あ、か、さ、た、なの携帯の入力方式や、パソコンのキーボードのような配置でソフトキーボードが表示されています。

一番下の段の左から2番目「音声入力」ボタンを実行する方法もありますが、もっと簡単なやり方を練習します。

今回は、まず画面の上3分の2の領域を触ります。

すると「メッセージ本文」と聞こえます。

その後、1本指でダブルタップを行い、「先頭に挿入ポイント」とよみあげられたら、

2本指のダブルタップで以下の内容を活舌よくしゃべります。

「こんにちは まる 改行

今日は 点字図書館で メールの 練習を しています まる」

上記の内容をしゃべったら、再度2本指のダブルタップを行い音声入力を終了します。

きちんと文章が入力されたかの確認は、左右フリックを行い、本文の内容を確認する方法が簡単です。

内容が入力されていたら右上の「送信」ボタンを実行します。

以上でメールの送信ができました。

4.メールの送信

メールを作成するには、いずれの画面であっても右下にある「新規メッセージ」のアイコンを実行します。

「新規メッセージ」の画面は、右上が「送信」ボタン。左上が「キャンセル」ボタンです。

画面上部の「新規メッセージ」見出しから1つずつ項目を移ってみましょう。

「送信」ボタン、「宛先」、「CC/BCC」、自分のメールアドレス。「件名」、「本文」

「宛先」を選び実行すると、宛先の1つ左に「連絡先を追加」のボタンが表示されますので、追加を実行します。

「連絡先」の画面が開きます。

「連絡先」の見出しから1つずつ項目を確認します。

「連絡先」「キャンセル」、「検索」、「セクションの索引」

上記項目の次からア行の順番で登録している人たちのリストが表示されています。

あ行、か行、さ行を移動するには、以下の方法があります。

(1)「セクションの索引」で1本指の上下フリック

下フリックをすると、か行、さ行・・・と、切り替わります。

探したい名前のところまでいどうしたら、1度、画面中ほどを触ってみて、左右のフリックで相手を選びます。

(2)ローターで見出しの項目を選び、1本指の上下で、あ行、か行、さ行を移動する。

上記の方法で相手を選び実行すると、新規メールんの画面に戻ります。

件名と本文を音声入力で行いメールを送信してみましょう。

「VIP」の補足説明

※「VIP」とは、大切なやり取りを行う相手をVIPとして登録できます。登録した連絡先から送られてくる次のメールからVIPフォルダに振り分けられるようになります。

登録するには、「VIP」の項目の次の「詳細」というところで設定ができます。

「詳細」を開くと画面左上に「編集」ボタンがあるので、編集を実行します。

すると「VIPを追加」の項目が表示されます。

追加を実行すると、連絡先が拓くので追加したい相手を選び実行します。

追加せずに終了するときは、画面右上の「キャンセル」ボタンを実行します。

「VIPリスト」ではこの他にも様々な編集を行うことができます。リストの下にある「VIP通知」を選択するとVIPリストの通知方法を色々と変更することができます。

「通知センターに表示」では、メールが来た際の通知センターへの表示のON/OFFが選べて、「サウンド」ではVIPリストに入っている人だけの着信音を設定できます。

また、「Appアイコンにバッジを表示」ではホーム画面の様々な通知に使われる右上の数字のON/OFFが選べて、「ロック画面に表示」ではiPhoneをロック状態にしている時の通知の可否を選択できます。

ほかにも、通知スタイルの選択やメールプレビュー表示の可否など、詳しく通知設定をすることができます。

受け取るメールが増えるにつれ、メールの管理は難しくなります。重要なメールを見逃してしまわないようにVIP機能をうまく利用しましょう。